JALのどこかにマイルを試してみました
私は普段ANA派の陸マイラーですが、この度JALマイルが24000マイルほど貯まったので、JALの「どこかにマイル」を試してみました。
このどこかにマイル、マイラー界ではJALのマイルガチャと呼ばれてるらしいですが、楽しいですねこれ。私は遅ればせながら初体験してみました。まだ旅行当日はでは日がありますが、いまから楽しみです。
どこかにマイルとは?
マイラーには有名な「どこかにマイル」ですが、マイラーではない人にとっては初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか。
どこかにマイルとは、2016年から始まったJALのサービスで、6000マイルで国内のどこかに往復することができます。
この「どこかにマイル」、申し込み時には4つの行き先候補が提案され、それに申し込んだ後は3日以内に4つの候補のうちのどこかに行き先が通知されるという仕組みです。別名、JALのマイルガチャとも呼ばれています。
4つの行き先候補の組み合わせは表示は何度もリトライすることができますが、一説には1日あたり100回までの上限ありと言われています。まるでミステリーツアーのようです。
起点となる空港からの便の時刻帯を指定できるので、早朝とか深夜の変な便に当たる心配はありません。同行者の分も同時申し込みができちゃうので、お友達とも楽しめちゃうそんな旅の提案をしてくれるサービスなんです。遊び心がありますよね。
ちなみに、どこかにマイルの申し込みができるのは予約日の7日後から1か月後までの期間になります。週末になって「今日行こう!」と思い立ってもいけませんのでご注意ください。
どこかにマイルを試してみた
で、以前に貯めたマイルが期限切れになりそうだったので、土日をつかって家族旅行をしようと思い、さっそく試してみました。
まずは、搭乗日や発着地(出発する空港)到着希望の時間帯、人数などを選びます。
私が試した11月上旬の時には、羽田発の目的地はとして東北や北海道方面が多かったです。だいたい青森以北の候補地が2つか3つ、九州が2つか1つ、それ以外が1つ平均くらいでガチャが回ります。
候補地の定番は帯広、旭川、青森、秋田、岡山、徳島、高松、熊本、鹿児島などなど。
妻は寒いところが大の苦手なので1つでも北の大地が出てくると、拒否反応を示します。ガチャを回し続けてもなかなか行きたいところが揃いません。何十回も回しても、4つのうち1つは行きたくない候補地が混じってしまうんですよね。
行き先を変更するたびに
で「あー、ここの行き先がXXXだったらいいのにぃ~」
と家族と盛り上がれます。
そして、ちょっと疲れてきたかなと思ったその時にでました。寒くない組み合わせが。
鹿児島、高松、広島、宮崎
で、さっそく申し込みましたよ。あとは行き先が決定するまで最大3日間、座して待つだけです
そして数日後
そして2日後、JALさんから返信がきました。行き先は宮崎です!!
実は私も妻も宮崎に行ったことがなかったので、妻も私も大喜び
とても楽しみです
期間限定で3つの候補先にできる!
実は期間限定で、搭乗者1人につき2000マイルを追加することで、3つの行き先候補に絞ることができるサービスをやってます。(つまり、1人あたり合計8000マイルとなります)
この3択サービスは2020年3月31日までの期間限定となっておりますので、ご興味がある方はお試しください。私は試してみたかったのですが、残念ながらマイル不足のため申し込みできず。
回してみてわかった意外な盲点
今回、初めてどこかにマイルを使ってみたわけですが、1点知らなかったことがありました。それは、同行者全員がJALマイレージクラブに入会する必要があるってこと。
我が家は通常ANA(もしくはLCC)にしか乗らないので、私以外の3人はJALマイレージクラブの会員ではないんですよね。
ガチャの後に申し込もうとしたら、JALマイレージクラブの会員番号がないと申し込めないことが分かったので焦りましたよ。何十回も妻とガチャを回して盛り上がった後でしたからね。
というわけで、どこかにマイルを申し込む際には、申込者の全員分のマイレージクラブの会員証もしくは会員番号を控えておきましょう。これ大事。
使ってみた感想
旅行はまだ先の話ですが、このサービスを使って申し込みをした感想としては以下のとおりです。
どこに行くかわからないから楽しい
4つの候補の中から行き先が選ばれるので、どこに行くのかわからないのが楽しいです。普段は行かないようなところに行く理由ができるんですよね。
特に、(私たち家族にとっては)長期休暇での旅行先としては微妙でも、1泊ぐらいの旅行先としては行ってみたいかも~と考えているところが候補として出てきます。
普段はあまり行かない旅行先に行くことができ、ちょっと新鮮な気持ちになれるんですよね。
ガチャしてから数日後になるドキドキ感
ガチャで申し込みをしてから結果がでるまで3日ほどかかります。これがまたいいですね。4つの候補のうちどこに行くのだろうかと妄想を繰り広げることができるのです。
旅行先が〇〇だったらここに行きたい!、いや××かもしれないな、とか、自分でウェブを見に行ってみたり、家族と盛り上がったりすることができるのです。
6000マイルで楽しめちゃう
一人あたり往復6000マイルって破格ですよね。国内旅行を気軽にできるのはかなり楽しいです。特に家族で飛行機に乗るとそれだけで旅行感ができ、気分がリフレッシュされますよね。
ANAのトクたびマイルとの違い
どこかにマイルに似たサービスとして、ANAのトクたびマイルがあります。
ANAのトクたびマイルの内容は以下のような特徴があります。
・片道3000マイルから利用が可能。
・ANAが発表する週ごとに対象路線から旅先を自分で選択可能
・搭乗日の前日まで予約が可能
片道発券ができたり、複数の候補地が選べたりとの違いがあります。いろいろと違いはありますが、JALのサービスを強く意識してつくられてますよね。
航空会社のニーズである「空席の有効活用」と利用者の「マイル消費」をうまくマッチングさせてくれるいいサービスだと思います。
JALよりANAのサービスのほうが後発のサービスだけあって、ANAのほうが使い勝手がよいサービスを提供してますね。使い勝手はANAが上、ワクワク感ではJALが上というところでしょうか。なお、どこかにマイルのサービスは野村総研がこの特許をもっており、野村総研がJALと企画段階から発案したようです。
というわけで
旅行はまだですが、いまから旅が待ち遠しいです。
このサービスは「JALのマイルガチャ」と呼ぶにふさわしいドキドキがあり、新たな発見的があります。そう、予約の瞬間から旅は始まっているんですよね。
みなさんも期限切れ前のマイルがあるようでしたら、ぜひぜひお試しください。