シンプルバニラでの急病時における日程変更の注意点
今年の年始、我が家ではバニラエアを利用して台湾旅行を予定していたのですが、次男の体調が悪くなったため泣く泣く旅行を延期することにしました。私が電話で日程変更をしたのは出発時刻を過ぎてから。バニラエアのオペレータの方に丁寧に対応をいただき便変更をしたのですが、バニラエア(シンプルバニラでの発券)での急病時における日程変更の注意点を知ることができました。皆様のお役にたてるといいなと思い、備忘録代わりに書いておくことにします。
目次
経緯
事の始まりは予定していた台湾旅行の出発前日の夜19時。次男の調子が少しおかしい。普段なら饒舌なかなり無口。。。会話をしてみると「大丈夫だよ」というが、やっぱりおかしい。そこで、熱を計ってみる・・・すると熱が37度5分ありました。
さぁ大変。どうしよう、旅行をやめるか?それともいったん様子を見るか??
翌朝は成田発9:00の便で成田→台北の便に乗らなければならず、朝の5:30には家を出る必要があります。これまでに息子たちの急な発熱は何度も経験しましたが、発熱があった翌朝にはケロリとして普段どおりのことも何度かあった反面で、夜中に熱がさらに上がって病気が本格的に長引くこともありました。そのため、妻と相談した結果、これまでの経験も踏まえて夜中の0時の体調の動向を見て翌日の旅行の判断をすることにしました。
そして夜の0時過ぎ、息子体温を測って見ると37度4分。熱は上がってはいないが、下がってもいない。
ガーン、ショック。けれども息子の体調には代えられない。残念だが今回の旅行は諦めるしかない。
残念なことに、今回の旅行はバニラエアの安いほうのチケット(シンプルバニラ)で発券しており、便のキャンセルはできません。仕方がないので別の日程で便の振替をしようと思いましたが、Webで便変更のボタンがグレーアウトして便変更ができません。そして、すでに真夜中なのでコールセンターは受付対応外の時間。。。
さて、どうしようか???
あれこれ試行錯誤をしながらバニラエアのWebを見ていたところ、急な怪我や病気などの場合の対応が記載されているではありませんか。
病気やけがで搭乗できません。どうしたらよいですか。
医師の診断書をご用意いただき、お問い合わせフォームまたは予約センター(0570-6666-03)までご連絡ください。医師の診断書は下記の内容を含むもののみお受けいたします。
診断書記載内容
- ご搭乗日の30日前後に発行されたもの(発行日の記載があるもの)
- ご搭乗日の日にちに旅行に適さない旨、医師から記載のあるもの
- 診断名(症状)が記載されているもの
- 治療期間が明確に示されたもの
- 院名かつ医師のサインまたは印鑑があるもの
記載された治療期間はご旅行再開可能日の参考とさせていただきます。
なお、妊娠は病気・けがには含まれません。
https://www.vanilla-air.com/jp/support/faq/manage-booking/017
なぬ、光明が見えた!! もしかしたら返金なしでの便変更ができるかもしれない。
そう思いながら期待半分、諦め半分でwebの問い合わせフォームから問い合わせを行なって朝に様子を見ることにしました。
そういえば、マイラーの方々のツイッターで急な発熱の場合は返金されたというツイートがあったのを思い出しました。しかし、あれは確かANAやらJALで、かつ上級会員さんでの対応だったな・・・。
電話で確認した結果
朝になり、さっそくバニラエアのコールセンターに電話をしました。すでに搭乗手続きはおろか、出発時刻も過ぎています。そして、オペレーターさんの説明をうけた結果として、以下の選択肢があることがわかりました。
・選択肢1 医師の診断書をもらって、別の便に振り替える
→Webにある診断書による特別措置での対応は可能。
ただし、(ここ重要)振替可能なのは2週間までのフライトが必要で、この注意事項のポイントは「対応可能が2週間」、という意味ではなく、「2週間以内にフライトを完了させないといけない」という意味です。つまり、2週間以内に飛ばないといけないわけです。
2週間以内の便に振替えする必要があることはWebには記載していません。今回は家族旅行で冬休み期間を利用した旅行でしたが、2週間以内にフライトするとなると土日を使った1泊2日の超弾丸旅行になってしまいます。それは無理だなあ。まぁ、そもそも急病時の振り替えは特例措置なんだろうから、仕方がないのだろうけれども。
・選択肢2 フライトの日程変更手続きをする
→シンプルバニラは1回のフライトにつき手数料4000円を支払えば、便変更が可能です。本来であれば搭乗手続き完了後の便変更はできませんが、私の場合は事前にWebから問合せをしており、かつ搭乗手続きまでにバニラエアへの問合せ手段が他になかったため、特例措置として出発後の便変更を認めるとのこと。
事実上、私たち家族は選択肢2しか選ぶことができませんでした。よって、今回は、フライトの日程変更手続きをすることに。シンプルバニラからの便変更で以下の金額となりました。
【便変更にかかったお金】
・便変更 4000円×2回(1往復)×4名=32000円
・オペレータ手数料 1000円×4名=4000円
・便変更の差額・・・あわせて10000円ほど
あわせて46000円ほどの出費となってしまいました。(T_T)
まとめ
バニラエア(シンプルバニラ)の急病による便変更は診断書等の提出が必須ですが、それ以外にWebに記載されていない条件として、2週間以内にフライト(=飛ぶ)ことが必要だそうです。これは我が家でのケースのため、もしかしたら怪我の場合はまた違う条件かもしれません。
今回は、2週間以内にフライトすることが難しかったため、数か月後への便変更で対応いただきましたが、急病時に問合せ時間外の場合はまずWebからの問合せフォーム問合せをしておくことが必要と感じました。
計らずして、今回の旅行の延期によって経験値が大幅に上がってしまいました。(泣
ううぅ。
今回の反省点は、急な予定に対応できる「コミコミバニラ」で発券しなかったことですね。息子たちも成長してきたとはいえ、まだまだ急な発熱などのリスクがあったということです。体調管理だけではなく、リスク管理も大切にするようにいたします。
ただ、その後に次男の体調が急回復して何事もなかったので、良かった事にしておこう。
対応いただいたオペレータさん、ありがとうございました。