マイル貯めリーマンの陸マイラーブログ

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質実剛健!無印良品のスーツケースはおススメ、そして使った感想

先日、家族で初の海外旅行に行ってきました。場所はタイのプーケット。私と妻にとってとっても久しぶりの海外です。そして、子供たちにとっては初めての海外旅行だったため、ドキドキして旅行の日を待ちました。
 
旅行に向けてトラベルグッズをいろいろ購入したのですが、その中でも一番迷ったのがスーツケースでした。そして、購入後に一番満足度が高かったのもスーツケース。無印のスーツケースは値段以上の満足感があります。
 
無印良品のスーツケースは、機能性に優れてしっかりした造りであることが長所で、難点としては少々重い点が挙げられますが、総じて素晴らしいスーツケースだと断言できます。今回は私がなぜ無印のスーツケースを選んだのか、そして使ってみた感想を書いてみます。
 
 
目次

はじめに


私は海外旅行の経験はこれまで20回弱ぐらい。社会人になった後、独身時代は1年に1回くらいは海外旅行に行ってました。しかし、結婚して子供が産まれてからというものの、海外に行くことから随分と遠ざかっておりました。

 

我が家は妻と息子二人、そして私の4人家族です。息子が幼児の頃には身体が弱く病気がち(喘息持ち)ということもあり、長期の旅行ができませんでしたが、息子たちが大きくなるにつれて徐々に体が強くなり、その後に数回の沖縄旅行を経験し、小学生になったので家族での初の海外旅行にチャレンジすることにしました。

 

で、私自身もここ数年間は海外に行っていなかったため、旅行グッズを買い揃える必要がありました。今回の旅行に備えてあれやこれやいろいろと購入したのですが、個人的に一番よかったと感じたのは無印のスーツケースでした。スーツケースって、大きさやブランドやコスト、いろいろな観点で選ぶ必要があり、とっても迷いますよね。
 
私がなぜ、無印良品のスーツケースを選んだのを書いていきます。

何を買ったの?

 私が購入したのは無印良品のこのモデル。今回の海外旅行のために新調しました。
キャリーバーの高さを自由に調節できるストッパー付きハードキャリー(62L)
 

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なお、今回の旅行では供たちの荷物も私のスーツケースに収める必要があったことや、お土産も詰め込みたいと考えたため、機動力と収納力のバランスをとって62リットルのサイズをチョイスしています。
 
感想としては非常に満足しています。2年間でまだまだ使い込んだとはいい難いですが、機能性に優れて取り回しがよく、コストパフォーマンスに優れた製品だと満足しています。見た目も悪くなく、主張しすぎない感じなので、旅行だけでなくビジネスにも使えそうでとても気に入っています。
 
また、今回の旅行のためにトラベルグッズをいろいろ物色しましたが、無印良品はトラベルグッズの品質と価格のバランスがとてもよく、品質もよいので安心感があると感じました。なかでも、スーツケースは一番のおすすめ商品だと実感しています。


私流スーツケースの選び方

 
スーツケース選びって迷いませんか?旅の思い出を運ぶものですからね。もし旅先でトラブルにあったら大変ですからね。だから、今回の旅行に際しスーツケースは迷いまくりました。結局のところ、私が考えるスーツケースを選ぶポイントとしては、以下の3点で考えるのがよいと考えました。
 
 ①サイズをどうするか(機内持ち込みモデルにするか?しないか)
 ②ブランドを望むか?望まないか
 ③軽さ重視か、多少は重くても機能を求めるか
 
それぞれについて、私がどう考えたのかをご説明します。
 

①スーツケースのサイズをどうするか

宿泊日数、機内持ち込みの可否などからスーツケースのサイズを決めます。

まず、スーツケースは宿泊日数で選ぶ(1泊10リットルを目安にする)のが一般的と言われており、一人あたり3泊なら30リットル、6泊なら60リットルサイズという目安で選ぶのがよいと思います。ただし、これはあくまでも目安となりますので、旅行先の気温、季節や服装などによっても異なってきますので、あくまでも1つの目安としてお考え下さい。

また、マイラー界隈では機内持ち込みサイズをお持ちの方が多くいらっしゃると思います。機内持ち込み可否については、スーツケースは航空会社により持ち込みサイズが決められており、多くの航空会社で以下の大きさで決められています。
 
    飛行機100席未満 :3辺の合計100cm以内 (各辺が45cm x35cm x 20cm以内)
    飛行機100席以上 :3辺の合計115cm以内 (各辺が55cm x 45cm x 25cm以内)
 
国際線などの場合は、そのほとんどが100席以上の飛行機となると思いますので、機内持ち込みサイズは115cm以内になると思います。115cn以内のスーツケースは各社でも様々な製品を出しており、概ね容量は30-40リットル程度となります。ただ、30-40リットルだと海外旅行では少なすぎて圧倒的に容量が足りないんですよね。そうした場合、もう1つ大きなバッグやスーツケースを用意する必要があります。
 
そもそも、スーツケースを機内に持ち込むメリットは、到着後にターンテーブルで荷物待ちをすることなく渡航後にスムーズに移動できることや、スーツケースの破損リスクを回避できること、そしてロストバゲージのリスクが無いという3点だと思います。今回の私の旅行ではプーケットに1週間滞在するのんびり旅行だったため、30分程度の待ち時間はまぁ許容範囲だと考えてました。そこで、今回の旅行では機内持ち込みサイズにはこだわらず、60リットルサイズを目安にスーツケースを選定しました。


②ブランドを望むか?望まないか

ブランドを望むか望まないか。このポイントが価格に直結します。スーツケースはバッグなどと同じように持つ人の個性を表すもので、そこで有名ブランドを選ぶと価格に跳ね返ってきます。また、ブランドじゃなくてもいいけど、聞いたことがあるメーカーものにしたい!という場合や一定の品質が保証された有名メーカーから選びたい!という場合でも、やはり価格帯はある程度決まってきます。
 
ブランド物のスーツケースは一生モノと思って購入する人が多いと思います。確かに、スーツケースは使えば使うほど味がでるし、多く旅行するひとであれば、1回あたりのコストは割安になります。そう思える人は、迷わず資金の許す範囲で欲しいスーツケースを選ぶのがよいでしょう。何より、スーツケースはバッグやクルマと同じようにその人の個性を表すためアイコンでもありますので、旅のパートナーとして「少々奮発してもいいものが欲しい」という人は多いのだと思います。
 
なお、極論を言ってしまうと、(少なくとも日本人マイラーにとってのNo1ブランドは)ドイツのスーツケースメーカーであるリモワ(RIMOWA)だと思います。(異論は認める)
 
それ以外にも、世の中にはスーツケースを作っているメーカーはたくさんあります。ゼロハリバートン、サムソナイト、TUMI(トゥミ)、国内メーカーであれば、ACE(エース)、サンコー(SANKO)などなど。聞いたことがあるメーカーのうちに比較的安めの価格帯で人気なのは、サムソナイト(SAMSONITE)のセカンドブランドであるアメリカンツーリスターだと思います。安いモデルであれば、60リットルサイズでは¥15000程度から購入が可能です。
 
聞いたことがないメーカーのものを選ぶ場合、おおよそはショッピングサイトやネットで情報収集してスーツケース選びをすることになると思います。そこでは、聞いたことがないメーカーのものがたくさんあります。私もスーツケースを選んでいる時は、本当にいろいろなメーカーがあると感じました。

とにかく、最近ではアマゾンや楽天などのショッピングサイトで簡単に評判を調べたり、価格比較ができますので、口コミや評判などを参考に選ぶのがよいでしょう。昨今は中国製などの品質向上などにより、機内持ち込みなら5000円以内で購入可能な安価なモデルもあります。
 
ただ、安いモデルを購入する場合は、キャスターやファスナー部分で不具合が多いです。特に、旅先でのトラブルはダメージが大きく、金銭的なダメージはもとより思い出も悲惨なことになってしまう可能性もありますので、安価なモデルを選択する場合はリスクとのトレードオフでモデルを選びをすることが大事です。


③軽さと機能性を重視するか

スーツケースには荷物をいれますので、どうしても重くなります。少しでも軽いもの選びたいのが人情ってもんですよね。動かすときには軽いほうがよいですし、重いと取り回しが大変ですし、航空会社によって重量制限がありますので、荷物が重すぎると搭乗時に追加料金を取られるのは痛いですよね。

 

最近はポリカーボネートの素材を使ったスーツケースが多いです。店頭などで最軽量のモデルをぜひ、最軽量モデルのボディを触ってみてください。すごく薄くてペコペコとなるので「大丈夫かな?」と思うと同時に、こんなに軽いのか!と驚かされると思います。

 

一方で、スーツケースは軽ければ軽いほど良いとは限りません。軽さと堅牢性は表裏一体なんです。最近のハードケースは金属製を除けばほぼポリカーボネートの素材を採用しています。多くの人がスペックで選ぶためにできるだけ軽いモデルを選びがちですが、耐久性を犠牲にする必要があることは認識しておくべきだと思います。

 

また、機能性も大事だと思います。機能が増えれば増えるほど重量が増します。例えば、安価なモデルにはキャスターのストッパーがついていません。最近のスーツケースは、前から引っ張っても体の横でゴロゴロさせてもいいように4輪モデルが主流となっていますが、そうなると困るのが電車での移動中です。
 
電車の動きにあわせてスーツケースは動きまくるのでストッパーが欲しいところですが、キャスターのストッパーがついていないと、電車の中で動くスーツケースを手で持ったり、足で抑えたりしなければなりません。
 
「私は空港まで車で行く」という人であっても、例えばラウンジでくつろいでいるときや、ちょっと荷物を置いて話し込んだりする際など、様々なシチュエーションでストッパーがあったほうが嬉しいな、というシチュエーションがあると思います。
 
取り回しはとても大きな要素で、キャスターがスムーズに動くかどうかのポイントに加えて、これらの機能が搭載されたモデルがあるとよいと思います。


私が無印良品のスーツケース選んだ理由

選定にあたっては、高価なモデルを奮発して購入するか、もしくは徹底的に軽いモデルにするか、それともできるだけ安いモデルにするか、なとなど、迷いました。結局、以下のような考えでスーツケースを選びました。
 

①サイズをどうするか

今回の私の旅行は1週間あるため、機内持ち込みサイズにはこだわらず、今後も海外旅行にそこそこ使えることを想定し、60リットルクラスのものでシンプルなデザインをスーツケースを選ぶことにしました。今回の旅行では少し大きめでしたが、その分お土産がたくさん収納できるので割り切りました。


②ブランドを望むか?望まないか

私はブランドにはこだわらないが、聞いたことがあるメーカーにしようと考えました。当初、ブランドにこだわってリモワ(RIMOWA)を選ぼうか迷いましたが、そもそも久しぶりの海外旅行であったことで、初期投資は控える方針とし、リモワは早々に諦めました。ただ、旅先で壊れることが一番のリスクと考えたため、ウェブや周りの評判などを参考にしながら知名度がある程度高い会社の製品を選ぶこととし、旅先での故障リスクを最小化することを考えました。

 

 その結果、Amazonや楽天などで購入が可能な1万円以下の安価なモデルは候補から外すこととし、2万円までを上限に選ぶことにしました。これらの点で、無印良品はスーツケース専門ブランドではないものの、比較的安価で信頼できる製品づくりをしている安心感がありました。

 

③軽さと機能性を重視するか

 無印良品のスーツケースは少々重いことが難点ですが、機能性を優先することにしました。
 そもそもスーツケースそのものを持ち上げるシチュエーションは少ないですし、重さは堅牢さの裏返しと考え軽さはあまり気にしないことにしました。また、その代わりに道中の取り回しの良さを重視することにして、機能性にこだわったのです。

 スーツケースを選び始めた当初は軽さにこだわってアメリカンツーリスターの複数のモデルに心動かされつつあったのですが、アメリカンツーリスターは一部でファスナーの脆さが指摘されていることが不安点でした。また、たまたま電車の中でアメリンカンツーリスターのARONA  Liteの実物を目にしたのですが、ストッパーがついていないのが不便そうだったことと、素材感が意外と安っぽく見えてしまったことで一気に購入意欲が失せてしまい、選定基準を見直すきっかけにもなりました。

 選定基準の1つである「軽さ」にこだわらなければ、無印良品のスーツケースは、コストを考慮すると申し分ないレベルだと思います。
 
 ・TSAロック
 ・キャリーバーが無段階調節
 ・プッシュ式のストッパーつき
 ・静音キャスター
 
 特に、2万円以下でストッパーがついているモデルはほとんどありません。また、無印のスーツケースは堅牢性では群を抜いており、安心感が大事という記事がありました。この記事は旧モデルの記事のため、厳密にいうと違うモデルだとは思いますが、(少なくともボディ部分の見た目に関しては)大きく変わっていないようです。
 
 
また、新モデルのレビュー記事をいろいろと見て回りましたが、モデル切替後ということもあり、耐久性に関して記載する記事はほとんどなかったため、前モデルの耐久性を信じることにしました 

写真

 

オーソドックスな外観

 

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TSAロック付き

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ストッパーもついています

 

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開けると中はこんな感じ
 
 
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ファスナーをあけたところ

 

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(こちらの面はキャリーバーを収納しているためゴツゴツしています)
 

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使ってみた感想

重さはあまり気にならなかった

 一番気になる重さはあまり感じませんでした。そもそも私が持っているスーツケースは10年近く前に購入した製品だったので、その時代と比較すると今はずいぶんと軽くなってるんですよね。重さはスーツケース選びの重要なポイントの1つとは思いますが、スーツケースを持ち上げるシチュエーションって意外と少なく、ほとんどのシチュエーションでキャスターがついたままゴロゴロと転がすので、他のスーツケースよりも1kg以上重いデメリットはあまり気になりませんでした。


使い勝手がよかった

無段階やらキャスターストッパーなどの使い勝手が良かったです。キャスターはとてもスムーズかつ静か。ボディのポリカーボネートの表面はエンボス加工なのでしょうか?凸凹になっているためシールなどが剥がしやすく、傷が目立ちにくいです。シールを張りたい人にとって賛否わかれるところだと思いますが、個人的には傷が目立ちにくいので気に入ってます。
 

何よりも

 2万でそこそこ物欲を満足できて、丈夫さと機能性に優れてコストパフォーマンスに優れたスーツケースを選んだことができて満足しています。また、デザインがシンプルなので、飽きはこないと思います。ただ、無印良品ですし、買いやすい価格帯の商品なので他の人とかぶることが多いのは諦めるしかありません。成田空港に向かう電車でさっそく大きさ違いのモデルに出逢いました。スーツケースをじっと眺めたあとに持ち主と目が合ったので思わず会釈したのですが、おそらく相手も「かぶった」と思ったのでしょうか。微笑み返してくれました。


ともあれ、とても満足しています。
 

まとめ

 スーツケース選びって、何を基準にしたらよいかわかりませんよね。私も今回の購入を通じていろいろと学びました。今後、皆さんのスーツケース購入の一助になればと思い書いてみました。
 
 いやしかし、スーツケースってのは不思議なもので、購入するだけで旅に向けたイメージが広がるモノですよね。私はスーツケースを買ったばかりにもかかわらず、もし次に買うんだったらあれがいいかな、これがいいかな、など電車の中で見かけては、あれもこれもかっこいいなと妄想しまくりの毎日です。

 このスーツケースはひとまず年に1度は活躍する予定ですが、もっとたくさん活躍してもらえると嬉しいなぁ、旅行に行きたいなぁと考えている今日この頃です。